2012-03-31 国宝。古筆手鑑展拝観に 先頃、千代田区、出光美術館主催、国宝、古筆手鑑「見努世友(みぬよのとも)」「藻塩草(もしおぐさ)」等を鑑賞してまいりました。 降雨にもかかわらず会場は、列を作り多勢の方で賑わっておりました。 厳粛な雰囲気の中、ガラスケース越しで「本物の美」を追求し我を忘れ夢中で見入りました、。 重厚な古筆、高野切れ第1種、第3種、継色紙、筋切、通切等など、真摯に敬虔な祈りをこめて、拝観させて頂きました。 いうまでもありませんが、リズムカルな書風。墨色の濃淡。優雅な線質。散らし書きの美しさ。余白の美等など。感慨無量でございました。 江戸時代に古筆切の鑑賞が流行し、古筆の鑑定を専門職とする古筆見という職業が誕生した。 「見努世友」と「藻塩草」は古筆見の家、古筆家が鑑定の規範として製作した手鑑である。(古筆手鑑展より引用) 冨田珠花 (冨田珠花 書道教室) |
2012-03-27 誕生日。満面の笑顔の青年。日本も捨てたものではないですね。 元禄2年、3月27日、俳諧の巨匠、松尾芭蕉が奥の細道の旅へと出立した日であります。ときに芭蕉46歳、伊賀上野の武士の出で、一生を旅に過ごし、日本独特の美の一境地を開いたと云われます。 「向春や鳥啼魚の目は泪」、芭蕉旅立ちの句。 奇しくも同じ日、愚直者のわたくしの誕生日でもあります。 十代前半、文豪バルザック、「ゴリオ爺さん」の言葉に心動かされ非常に強い影響を受けました。 「俺の青春は雲一つない空のように、まだ青く晴れわたっている。偉くなりたい、また金持ちになりたいと願うことは、嘘をつき、頭をさげ、へつらい、いつわることを、みずから承知したことではないか。嘘をつき、頭をさげたことのある連中の下僕に甘んじてなろうと、みずから承知したことではないか。、、、いやだ。そんなことは止めだ。 俺は高く清く働こう。夜昼なく働いて俺の勤勉労苦だけで成功をかちえたい。それは一番のろい成功となるかもしれない。だが、自分の生活を反省し、百合のようにそれが清浄なのを見るほど、美しいことがまたとあろうか。」(ゴリオ爺さん) 一昨年の夏。 厳しい炎天下が続く、酷暑の最中、水道設備工事 が行われておりました。 穏やかな物言いで従業員の方に説明され、その代表者の方の迅速な行動,的確な判断、時間通りに用意周到に作業を終了されるお仕事振りに、眼を奪われました。 道行く人に、満面の笑顔で「お足元にお気をつけ下さい」と、汗を流し疲労困憊でいられますのに、ごく自然に言葉をかけていらっしゃいました。 疲労感の中、どうしてその笑顔になれるのかしら?、、、 伺って見たいほどに、強く印象に残り深い感動を覚えました! 日本もすてたものではないですね!これほどに素晴らしい若者がいらっしゃるのですから!!! 冨田珠花 書道教室 平成24年3月27日 |
2012-03-21 東大戦、吉永健太朗投手の新人開幕投手登板を祈りつつ 第84回春の選抜高校野球大会の開会式は石巻工、阿部翔人主将の「届けましょう、感動、勇気、そして笑顔を。見せましょう、日本の底力、絆を」の力強い選手宣誓で開幕致しました。 昨夏、活躍されました日大三高、、吉永健太朗君、優秀投手の奮闘振りが思いだされます。プロ入りも高く期待されましたようですが、早大へと進まれました。 4月21日東大戦で新人開幕投手登板として試合が観覧出来ますように非常に楽しみにしております。再び注目投手としてのご活躍を遠くより期待致したく。祈りつつ。!!! 冨田珠花 |
2012-03-20 春分の日 お彼岸のお中日には蓬の芽を摘み、母が作ってくれましたお手製の蓬入りの牡丹餅を頂いて、父母と共にお先祖の御墓参りをしたものでした。 「暑さ寒さも彼岸まで」の慣用句を、、、。 「昔の人はうまい事を言ったもんだ!」と父と談笑しました遠い遠い昔の事が数多思い出されてなりません! 昼間の時間も長くなり、草木は色づき本格的な暖かい春の日はもう直ぐですね! (おらが世やそこらの草も餅になる)、、一茶 冨田珠花 |
2012-03-17 書道が大好き 今日は吉啓会、書道のお稽古日でしたがあいにくの雨になってしまいました。 「書道が大好き」、と始まります時間前より早くに入室し、終了時間ぎりぎり迄頑張ります。 良い作品がかけました時は、掲げて見せますと、「上手に書けている!」「うまい!」「芸術的!」等の声が飛んでまいります。本当に好い雰囲気ですね! 皆、朋友と共に切磋琢磨して、とことん励んでいます。 冨田珠花 |
2012-03-14 pm9時5分千葉、茨城震度5強。朗報!漱石、悪妻の肩書きから 14日、pm、9時5分関東地方に震度5強の地震がありました 。もしや!ああー、おさまったと、ホットしているところです。 朗報です。 文豪、夏目漱石(1867年、2月9日生まれ、1916年12月9日没)小説家の妻、「悪妻」の肩書きから転じて夫を思う妻に。 奈良県の愛好家が古書市で購入、日本近代文学館(目黒区)に寄贈。 見つかりました手紙は、伊豆、修善寺療養中、1910年8月20日、吐血当日、8月24日、落ち着いた症状と記されている9月3日の3通。 いずれも東京の留守宅を預かっている書生さんに送られたと、、、。 「漱石の帰郷や医療費のことなどで、自分が窓口になるときっぱり言うなど、表裏のない夫人の性格が伝わる」と早大非常勤講師長島裕子先生。 わたくしも、草枕、こころ、坊ちゃん等、拝読させて頂きました。「流石」の言葉が浮かんで参ります。 冨田珠花 |
2012-03-12 もう一つの被災地,、 2011年、3月12日、午前3時59分長野県、栄村、震度6強、あれから一年。 3月11日の翌日に思いもよらない惨事が、長野県、栄村にもたらしました。 未曾有の東日本大震災の陰になってしまい、メディアに余り取り上げられませんでしたが、今もなお、深い傷跡を残しています。今日は2メートルの豪雪との事です。 一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。 冨田珠花 |
2012-03-11 震災一年、2時46分黙とう 震災一年、2時46分、黙祷。謹みてご冥福お祈り申し上げます。 東日本大震災1周年追悼式が今日、千代田区、国立劇場で行われました。 2011年、3月11日、2時46分、 亡くなった方、15854人 行方不明の方、3155人、非難者の方、343935人、がれき、2253万トン。 この日、この時、巨大地震、大津波、放射能汚染。未曾有の大惨事をもたらしました。 退院後、間もない貴天皇陛下様のご出席を仰ぎ,貴天皇陛下様は「大震災の記憶を忘れる事無く、子孫に伝え防災に対する心がけを育み安全な国土を目指し進んでいく事が大切」との御言葉を賜り日本中の、誰もが同じ思いでいられた事と思います。 又、追悼のご挨拶を述べられました、「山根りんさん」の言葉に、「私は、日々、便利になっている世の中を当たり前だと思っていました」「母がそばにいてくれる事も、、、しかし。」、、そして、「お母さん!強く生きていきます。」この言葉に思わず涙が溢れました。 なくしてしまって初めてわかる大切な人。 豊富な時代、物がなくなって初めてわかる、何でも粗末にしてはいけない昔からの尊い教え。 問題が起きて初めてわかる人の心の動き、隠れ持つ性格が見えてまいります。有雅たさも。そして醜い心の裏側も。!!! (みちのくの今年の桜すべて供花。宮城県多賀城市、高野ムツオ句) 冨田珠花 |
2012-03-09 「夢コンサート」観覧 冷たい雨は一日中降り続きました。 今日は、連れ合いと、気分を一新致しまして、丸の内にあります「国際フォーラム」迄、「夢のコンサート」、歌謡ショーを観覧してまいりました。 出演者は島倉千代子さん、小林旭さん、新沼健治さん、狩人ご兄弟等の豪華メンバーです。やはり、実演は迫力がありまして素敵ですね。 少女時代、父母、姉と共に座卓を囲みよく歌謡曲を聴いた思い出があります。 はやり歌を聴くたびに、その頃の懐かしい時代背景が浮かび、無常な時の流れの速さを感じ、まさに「光陰矢の如し」を実感しています今日この頃です。 冨田珠花 |
2012-03-07 百済人、祢軍の墓誌見つかる 暖かい日が続いております。我が家の梅の樹の蕾も一日一日、凛と清らかなお花を咲かせています。 今朝、朗報を知りました。 「日本書紀」に記されています百済人、祢軍(でいぐん)の墓誌が中国で発見されたそうです。 この拓本に「日本」の文字が見えると、、、。(墓誌は縦横59センチ、厚さ10センチ) 日本と唐、新羅の連合軍が戦かった白村江の戦いの後、唐側の使者として665年日本に来日、613年に百済で生まれ、678年没、その生涯を884字の漢文でつづられている文学的な修辞を凝らした墓誌。今後「最古の国号」として注目されるとの事。歴史上に残る貴重な発見ですね。 冨田珠花 |
2012-03-06 守ってくれる警察署でありたい 桜の開花予定日は3月30日頃と、暖かい一日となりました。 ニュースを見まして、世の中で、怖いもの恐ろしいものは多々あります。 天変地異、「地震、雷,火事、大山嵐(親父)」世の中で一番怖いものの代表です。(この親父は大山嵐(台風)のことだそうです。) 自然災害は人間の力ではどうする事も出来ません。 ストーカ事件は警察署で守れるのではと?、、。どんな時でも脅迫者から救いの手をさしのべ守ってくれるのが警察、警察は悪人を逮捕し人命を守る。そうではないのでしょうか??? 冨田珠花 |
2012-03-05 貴、天皇陛下様ご退院 木の芽お越しの雨、しきりに降り続いております。 貴天皇陛下様は、3月4日午後、東大病院から貴皇后様に付き添われてご退院になられました。これからのご健康を祈りつつ、、、。 冨田珠花 |
2012-03-04 貴杉岡華邨先生、ご逝去 訃報、貴杉岡華邨先生3月3日心不全の為ご逝去と悲しいニュースがはいりました。 数々の格調お高き御作品を真摯に拝観させて頂き、遠くより学ばせて頂いておりました。 謹んで心よりお冥福をお祈り申し上げます。 安らかにご永眠下さいますように、、、、。合掌 冨田珠花 |
2012-03-03 桃の節句、中国から伝来 今日は、「桃の節句」です。 ひな祭りの起源は古代中国から伝来し身のけがれや災いを人形に移し川に流して厄介払いをしてきたようです。日本では江戸時代からお祝いをするようになりました。 我が家では、娘が誕生しました初節句より高校生頃まで、春早々から八段飾りの「春日雛」を義父母と共に飾り、ちらし寿し、はまぐりのおすまし等を作り、白酒でお祝いを致したものです。 健やかに育ってくれますように、幸せを願いながら、ひな壇には、ひなあられ、ひしもち、おこし等を備え、「あかりをつけましょぼんぼりに、おはなをあげましょもものはな、きょうはたのしいひなまつり、、、、」のオルゴールに併せ家族と共に歌った事がついこないだのように、懐かしく思い出されます。 可愛い一人娘は少し我儘なところは間々ありますが、現在は、自立自活して一社会人に、、。。これからも健康に留意して平凡に歩んでいけます様に願いつつ、、、。 冨田珠花 |
2012-03-02 明るい日本、元気が出る日本、東京スカイツリーしゅん工式 明るい日本、元気の出る日本をスローガンに東京スカイツリー今日、しゅん工式。 例年より一ヶ月遅れで我が家の梅も開花致しました。 これから暖かな気候にあわせます様に、ぼつぼつと1輪1輪、凛としたお花を咲かせていきます。 「梅が香にのっと日の出る山路かな」、、松尾芭蕉句 冨田珠花 |
2012-03-01 つがいのメジロ 暖かな晴天です。 今日も一重椿の樹に甘い香りや蜜に誘われて、うぐいす色をした可愛い、つがいのメジロがやって来ました。俗世から離れた平和なひと時です。 幼少時、文鳥を育てていました頃を思い出します。とても「きれい好きな鳥」と、強く印象に残っております。比較的大きめの器にお水を取り替えますと、直ぐに勢いよく水浴びをして、あたり一面お水が飛び散ります。ほかに濡れないように新聞紙をひいておりました。 冨田珠花 |